NISA成長投資枠、残り190万円をどう使う?5銘柄から考える私の投資戦略
新しいNISA制度がスタートしてからというもの、投資の話題がぐっと身近になりましたね。私自身も、2024年からNISAの「成長投資枠」を使って資産形成を始めています。これまでに80万円ほど投資しましたが、成長投資枠の年間上限は240万円。つまり、まだ160万円分の投資余力があるわけです。
今回は、その残り160万円をどこに投資するか、自分なりに真剣に考えてみました。候補にしている5社を比較しながら、同じように悩んでいる方の参考になればと思い、記事にしてみました。
NISAの成長投資枠とは?
ご存じの方も多いかと思いますが、簡単におさらいします。
NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。成長投資枠は、上場株式やETFなどに年間最大240万円まで投資でき、その運用益が非課税になる制度です。通常なら株の売却益や配当に約20%の税金がかかりますが、NISA口座ならそれがゼロ。老後資金づくりや、少し先を見据えた資産形成にはうってつけです。
候補に挙げた5銘柄とその特徴
投資先として検討しているのは、以下の5社です。それぞれの特徴や配当の状況を見ながら、自分に合ったバランスを考えていきたいと思います。
① KDDI(9433)
- 通信業界の大手、auブランドでおなじみ。
- 配当利回り:約3.5%
- 増配傾向が続いており、安定志向の投資家には人気。通信は生活インフラなので景気に左右されにくいのも安心です。
② NTT(9432)
- 日本最大の通信グループ。
- 配当利回り:約2.8%
- 株式分割で買いやすくなった印象。成長余地はやや控えめかもしれませんが、安定感は抜群。
③ シマノ(7309)
- 自転車部品の世界的メーカー。
- 配当利回り:約1.5%
- 欧州を中心に根強い需要あり。ただし、株価はややボラティリティがあるので、成長狙い向き。
④ 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
- 日本を代表するメガバンク。
- 配当利回り:約3.8〜4.0%
- 高配当で魅力的。NISAの非課税メリットを最大限に活かしたい方にはピッタリ。
⑤ ヤマハ(7951)
- 楽器や音響機器の世界的ブランド。
- 配当利回り:約2.0%
- 海外需要も安定していて、技術力・ブランド力ともに信頼できる企業。
私のおすすめ構成案(160万円の使い道)
迷いましたが、最終的にはこんなふうに振り分けるのが現実的かなと思っています。
銘柄 | 投資額 | 理由 |
---|---|---|
KDDI | 50万円 | 安定配当+通信インフラの安心感 |
三菱UFJ | 40万円 | 高配当で非課税メリット大 |
シマノ | 30万円 | 成長枠としての期待 |
ヤマハ | 40万円 | ブランド力+安定した需要 |
NTTも最後まで迷いましたが、今回は見送り。とはいえ、まだ年間枠をすべて使い切らず、市場の動きを見ながら追加投資する余裕を残すのも戦略のひとつです。
NISAで気をつけたいこと
NISAはとても便利な制度ですが、注意点もあります。
- 損益通算ができない:通常の口座と違い、損失を他の利益と相殺できません。
- 非課税枠は使い切り:一度売却すると、その分の枠は復活しません。慎重に銘柄を選びたいところです。
まとめ:NISAは「非課税」という最大の味方がいる
NISAの良いところは、何と言っても配当や値上がり益が非課税になること。これはサラリーマンにとって、将来の備えを作るうえで本当にありがたい制度です。
特に成長投資枠は、自分のライフスタイルやリスク許容度に合わせて、個別株を選べる楽しさもあります。私はこれからも、家計と相談しながら、少しずつ投資を続けていくつもりです。
読んでくださった方も、ぜひ自分に合った投資先を見つけて、NISAを活用してみてくださいね。