ファンドラップ 手数料比較

銀行で勧められたファンドラップ。
銀行でファンドラップを申し込むと、手数料はどのようになるのか？代表的な銀行・証券会社の例を比較しながら解説します。

---

🏦 ファンドラップの手数料構成

1. 直接的費用
   　主に「投資一任報酬」と「運用管理費用（成功報酬含む）」で、年率約0.8〜1.7％程度。
   銀行・証券会社ごとに差が大きいです。
   
2. 間接的費用（信託報酬等）
   　組み入れる投資信託に対して課される費用で、年率0.2〜0.7％程度。直接費用と合算すると、実質手数料はさらに高くなります。

---

🧾 主な銀行・証券会社の手数料一覧

・みずほ証券「Mizuho Fund Wrap」

• 投資一任料・運用管理料（固定報酬）最大：約1.10〜1.65％（コースに応じて）
• 信託報酬：年率約0.2〜0.7％程度
• 全体実質コスト：約1.3〜2.3％／年

・大和証券「ダイワファンドラップ」

• 運用管理料：最大約1.76％

・野村證券「バリュー／プレミア・プログラム」

• 手数料：約1.74％（＋信託報酬1.35±0.7％）

・三菱UFJ銀行系「MUFGファンドラップ」

• 最大手数料：約1.32％＋信託報酬最大0.63％

・楽天IFAラップ（証券）

• 投資一任料：約1.265％＋信託報酬最大0.68％

---

💹 シミュレーション例：500万円運用時

• みずほ（固定報酬1.5％）＋信託報酬0.5％ → 年間合計：約10万円＋2.5万円＝約12.5万円
• 実際には成功報酬型の場合、パフォーマンスが良いとコストが跳ね上がる可能性もあります。

---

✅ 手数料をふまえた選び方のポイント

1. 固定報酬 vs 成功報酬
   　固定報酬の方がコスト予測しやすく、成功報酬型は好パフォーマンス時に手数料が高くなる点に注意。
   
2. 運用実績との差を確認
   　手数料が高くても、それ以上の成果があれば割に合う。過去実績ではSMBCなどが高パフォーマンス。
   
3. 最低投資額の確認
   　銀行系は300〜500万円、証券会社でも同程度が多く、初心者にはハードルに。
   
4. サービス内容とのバランス
   　定期相談、資産承継オプション、アクティブ運用など、付加価値とコストを比較検討。

---

🎯 まとめ：銀行で申し込む場合

• コスト総額は年率1.3〜2.5％程度と高め
• メリット：プロに一任でき、ポートフォリオ運用・自動リバランス・相談窓口など
• デメリット：手数料負担が大きく、資金ハードルも高い

---

📝 最後に

銀行のファンドラップは「手厚いサービスが欲しい人」に向いていますが、コストが高めなので「リターンと手数料のバランス」をしっかり見極めてから契約する必要がありますね。

投資おすすめ