了解しました!それでは、「薬屋のひとりごと」第2期19話の感想記事を、Amazonプライム・ビデオで視聴した50代男性ブロガーという立場から、ネタバレなしでお届けします。
【感想】『薬屋のひとりごと』第2期19話──静けさの裏に潜むものを感じた回
公式のあらすじ
後宮から連れ去られた猫猫が辿りついた先は、森の奥に隠された里だった。里では丁度祭りが開かれ、猫猫は子翠と共に狐の面をつけて参加することに。
社に向かう途中、子翠からこの地の伝承、狐の面の意味を聞く。
祭りから戻ってからも拘束もされることない自分の状況、そして翠苓と子翠の行動に違和感を覚えながら、猫猫は翠苓にあることを問い詰める。
日常の中に潜む「違和感」…第19話の印象
「薬屋のひとりごと」第2期もいよいよ終盤が近づいてきましたが、第19話はある意味で静かだけど重みのある一話だったなと感じました。
事件らしい事件が起こるわけでもなく、派手な展開があるわけでもない。それなのに、なぜか背筋がスッと伸びるような緊張感があったんですよね。
こういう空気感の作り方、最近のアニメではなかなか見かけません。
「静」と「動」のバランスが絶妙だった
①描写の丁寧さに惹かれる
今回特に印象的だったのは、日常の描写の緻密さ。猫猫(マオマオ)が何気なくこなす仕事の合間や、他の登場人物との会話の中に、ちゃんと「物語の芯」が隠れている。セリフ回しが実に巧妙で、聴き逃せない。
アニメって、声優さんの演技や間の取り方でも印象がガラッと変わりますが、今話はその演出が見事でした。
②キャラの成長がじわじわ伝わる
猫猫も壬氏(ジンシ)も、それぞれの立場で少しずつ「前に進んでいる」感覚がありますよね。
しかもそれがあくまで自然な形で描かれていて、無理にドラマチックにせず、じっくり魅せてくれるのがまた好印象。大人が観ても納得できる、落ち着いた描写でした。
この先の展開に向けた「匂わせ」が熱い
Amazonプライム・ビデオで観る魅力
Amazonプライム・ビデオで観ていて感じるのは、配信の安定感と画質の良さ。細かい描写もストレスなく観られて、音響もクリア。おかげで、こういう「静かな話」の魅力が際立ちます。
第2期が配信中の今、第1期からの一気見もおすすめです。時代背景や人間関係の機微がつながっていて、改めて観ると発見がある作品です。
原作派もアニメ派も満足できる出来栄え
原作を読んでいる方にとっても、この第19話はきっと「わかる、そう描いてくれてうれしい」と思える回じゃないでしょうか。
アニメから入った自分としても、原作リスペクトを感じる丁寧な作りに、毎回感心しています。
静けさの中に、嵐の予感
次回が楽しみになるような「含み」を持たせながら、今回も丁寧な描写で魅せてくれた第19話。
華やかな展開ではないけれど、物語の深さをしっかり味わえる回でした。こういうアニメこそ、じっくり観る価値がありますね。
次回もAmazonプライムで追いかけつつ、また感想を綴っていきたいと思います。
ではまた次回、静かな宮中の片隅で──。